葉酸の性質と働き
葉酸は、ビタミンB群の一種で、ビタミンMとも言われています。
葉酸が最初に抽出されたのはほうれん草からで、ラテン語で「フォリウム」と呼ばれることから葉酸と名づけられたそうです。
葉酸は妊娠時に必要な栄養素との認識が高いですが、その他にもさまざまな効能を発揮してくれるのです。
葉酸には、遺伝物質でもあるDNAやRNAを構成している核酸の合成や、赤血球の合成、アミノ酸の合成やたんぱく質の生成・促進、皮膚の粘膜強化、口内粘膜強化などの働きがあります。
葉酸は、神経管閉鎖障害の予防効果があります。
神経管閉鎖障害とは、赤ちゃんの中枢神経系の元となる神経管がうまく作れない症状で、神経管の下部に問題があると、二分脊椎と呼ばれ、歩けなくなったり、膀胱や直腸が機能しなくなりしてしまいます。
神経管の上部で問題が起きると脳がうまく作られず、無脳症と呼ばれ流産や死産の可能性が高くなってしまいますが、これらの症状は葉酸の積極的な摂取で、7割近く発症を低減できると言われています。
葉酸は、貧血にも効果を発揮します。
貧血予防のビタミンと言うと鉄分やカルシウムと思われる方がかなりいらっしゃると思いますが、実は、赤血球を作るためには、葉酸そして、ビタミンB12がとても重要なのです。
葉酸が不足すると、赤血球の生成がうまく働かないばかりか、葉酸を運ぶ力が劣り、悪い赤血球が生まれてしまい、貧血の原因になります。
ちなみに、葉酸やビタミンB12不足からくる貧血は、悪性貧血を呼ばれます。